未成年飲酒補導、全国の5.2倍 5年連続ワースト

 2009年に県警に不良行為で補導された少年のうち、人口千人当たりの人数について、飲酒による補導が全国平均の約5・2倍、深夜はいかいが約2・6倍となり、それぞれ全国ワーストになったことが10日、県議会予算特別委員会の答弁で分かった。奥平一夫県議の質問に山入端辰次県警生活安全部長が答えた。県警によると飲酒による補導は5年連続ワーストという。 県警少年課によると、飲酒や喫煙、深夜はいかいなどの不良行為などで補導された少年の総数は3万4000人(前年比6773人減)。そのうち飲酒は1246人(同529人減)で人口千人当たり5・2人で全国平均1人を大幅に上回った。深夜はいかいは2万554人(同5045人減)で人口千人当たり85・6人と全国平均の約2・6倍となり、全国ワーストとなった。県内の飲酒による少年の補導率が全国より高い状態が続いていることについて同課は「夜型社会と未成年の飲酒に寛容な県民意識によるものだろう」と述べた。 刑法犯少年の摘発・補導人数について、09年は1610人(同125人減)で、14歳未満の触法少年は388人で人口千人当たり2・9人で全国8位、14歳以上20歳未満の犯罪少年は1222人、千人当たり11・6人で全国20位となっている。また共犯率は57・9%で全国平均の1・5倍、再犯率は45・4%で全国平均の1・4倍となった。刑法犯少年のうち中学生が占める割合が61・6%となったことから、県警は犯罪の低年齢化を懸念している。■関連ニュース公共施設禁煙 「受動喫煙」防止への一歩2010年度県政運営方針(全文)車転落で中3死亡 3人けが、19歳が飲酒運転少年1人死亡 県道29号で事故 運転の少年からアルコール断る勇気に飲まない決意 泡盛瓶に標語

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